施主支給専門店「愛住まいる」 水まわり設備選定ガイド あなたにぴったりのキッチン キッチン・バス比較一覧 施主支給よくある質問 システムキッチン市場 white.jpg

2013年05月24日

ディスポーザーから続く「生ゴミ処理機」の歴史

「ディスポーザー」というシステムキッチンのオプションをご存じでしょうか?
システムキッチンを販売していると、時々「ディスポーザーを取り付けたいのですが?」という問合せを頂くことがあります。

ディスポーザーとは、システムキッチンのシンク下に設置する生ゴミ処理機のことで、水と一緒に生ゴミを流し粉砕させ、下水道に流す仕組みです。

ディスポーザー


本日の記事では、このディスポーザーから続く日本の生ゴミ処理機事情について書いていきたいと思います。


−−−−−−生ゴミ処理機を使用する意義−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

生ゴミのほとんどは水分であるため、焼却場で処理を行うと水分を蒸発させるために
大きなエネルギーを必要とします。
日本の家庭から出る生ゴミの総量は、年間約1044万トン。これを焼却する際の
エネルギー・排出二酸化炭素量は膨大な量になります。
この生ゴミを、家庭で「焼却以外の方法」で処理する生ゴミ処理機は、地球環境を
守るために重要な役割を担うとして、全国の自治体で助成金などの補助が受けられる
ようになっています。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


米国ではディスポーザーが家庭の約70%に普及しており、家庭から出るゴミの削減に大きく貢献しています。日本でも1990年代に沢山売れた時期がありましたが、現在では国内普及率約3%程度と、低迷が続いています。
米国と日本とで何故こんなに普及率に差があるのかというと、それは「下水管の太さ」と「下水の普及率」にあると言われています。
米国の下水管に比べ日本の下水管は細く、ディスポーザーで粉砕した生ごみが配管に詰まってしまう事例が多く発生しました。その後、多くの自治体がディスポーザーの自粛を呼びかけた為、日本では広く普及することはありませんでした。
現在では、日本のメーカーは撤退しており、輸入品のみが販売されている現状です。


もう一つ、古くから日本にある生ごみ処理方法として「コンポスター」が挙げられます。
これは、庭などにプラスチック製の大きな容器を埋め込んで、この容器に生ごみを投入し堆肥化するものです。

コンポスター

私の実家にも昔は置いてありましたが、コンポスターは自分で中身を撹拌しなければならず、この撹拌作業をさぼると、ニオイが出て虫が湧いてしまいます。
結局使い勝手の悪さから、私の実家では使わなくなってしまいました。おそらくこんな経験をした方も多いのではないでしょうか?


もっと家庭で楽に生ゴミを処理できるのが「電動式の生ゴミ処理機」です。
この電動式は以下の2種類に分かれます。


【乾燥式 生ゴミ処理機】
家電量販店で目にする生ゴミ処理機がこれです。

乾燥型生ごみ処理機

熱風で生ゴミを乾燥させ、体積を小さくします。乾燥した生ゴミは一般ゴミとして捨てることになります。
この乾燥式が、現在の生ゴミ処理機の主流となっていますが、乾燥したゴミを取り出す手間がかかることと、熱風で乾燥させる為にある程度の電気代がかかってしまうことから、多くの家庭に普及しているとは言えません。大型の家電量販店でも2〜3台が展示されている程度にとどまっています。


【バイオ式 生ゴミ処理機】
今最も注目を集めている次世代型の生ゴミ処理機がこのバイオ式です。
バイオ式の中でも、私が色々見比べてベストだと思った機種が「Newサム」というイヌ型の生ゴミ処理ロボットです。

Newサム

このNewサムには非常に大きなメリットがあると判断したので、私の店でも販売を開始しました。
バイオ式なので「微生物のチカラで生ゴミを分解する」という意味ではコンポスターに共通するのですが、その分解速度が段違いです。家庭から1日に出る生ゴミの量(約700g)を約24時間で分解し、【水】と【炭酸ガス】に変えてしまいます。つまり生ゴミが【消滅】するのです。

消滅すると聞いて、私も初めは眉唾ものだと疑いましたが、自分なりに調べてみたところ、確かに科学的には不自然ではありませんでした。


−−−−−何故 生ゴミが「水」と「炭酸ガス」になるのか?−−−−−−−−−−−−−−−

生ゴミ(食物)は主に「炭水化物」「脂質」「タンパク質」です。そして、この3つを構成する
元素は「水素(H)」「酸素(O)」「炭素(C)」「チッ素(N)」が大部分を占めます。
分解の過程で複雑な化学変化が起きますが、最終的にはHとOが結合してH2Oの水になり、
CとOが結合してCO2の炭酸ガスになります。
Nは硝酸塩を経て最終的にはN2のチッ素ガスになります。チッ素ガスは空気の主成分なので
そのまま空気中に消えます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


実際にこの生ゴミ処理ロボット「Newサム」を自宅用に買って試してみたところ、確かに生ゴミが消滅しました。(チョット感動しました!)
今まで日本であまり普及しなかった生ごみ処理機ですが、このバイオ式がスタンダードとなる日が近々くるのかもしれません。

>>バイオ式 生ゴミ処理機をより詳しく知るならこちら



posted by 施主支給専門店「愛住まいる」 at 14:14 | システムキッチン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事が参考になりましたらクリックしてみて下さい>>にほんブログ村 住まいブログへ
施主支給専門店「愛住まいる」